アビシニアン
起源:1860年代
原産国:不明だが、エジプトが有力。(エチオピア、またはイギリスとされる場合もある。)
成長すると、もの静か
ピューマのような毛色は、一本の毛の色が途中で違っているティッキングタビーという模様によるもの。額にM字型の模様がある点も特徴です。目はゴールドかグリーンで、アーモンド型をしています。
古代エジプトの壁画に登場する猫にもティッキングタビーが見られるため、古代エジプトから連綿と飼い続けられてきた猫だといわれています。現在のアビシニアンの由来は、エチオピアにいた一匹の猫が、イギリスに持ち込まれて品種改良されたものです。古くはエチオピアをアビシニアといったため、この品種名がつきました。
日本では比較的新しい品種ですが、ワイルドな外見通りに運動神経は抜群。小さい頃はやんちゃですが、性質はおとなしくて鳴き声も小さく、成長すると、静かな猫になります。物覚えがよく、しつけの楽な品種です。また、飼い主の後にずっとついて歩くほどの、甘えっ子の猫で、犬みたいな猫としても知られています。